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2011年2月3日木曜日

タラル朝日新聞記事

タラルの近況がわからないものかとわずかな期待で検索してみました。古い2004年の記事があったので貼り付けます。

(2004/18 19:17)
http://www2.asahi.com/special/jieitai/houjin/TKY200404180148.html

2邦人拘束をメールしたイラク人通訳、朗報に喜び語る
「3日間、食べ物がのどを通らなかった」——事件発生時に通訳として2人とともにいたイラク人通訳タラル・アブドルリダさん(28)は17日、朝日新聞記者にこの間の恐怖と、朗報への喜びを語った。
アブドルリダさんが事件後、日本のジャーナリストに電子メールを送り、2人の拘束が初めて明らかになった。
「武装グループから、何も話すなと命じられた。2人には『危ない』と言ったが、途中で引き留めなかったことを後悔した。話せば殺されると思ったが、知らせることが自分の責任だと思って、夢中でメールを送った」

日本や欧米、アラブメディアがメールを元に一斉に事件を報じた後は、バグダッド市内のインターネットカフェでメールやニュースを確認しながら、転々とした。「居場所が分かれば、本当に殺されると思って、逃げ回っていた」。3日たっても何の情報もなく、心配が募った。
解放のニュースはアラビア語衛星テレビのアルジャジーラで知った。「恐ろしい体験だった。こんなに早く釈放されるなんて信じられなかった」
昨年10月から、日本のNGOを相手に通訳やガイドを始めた。「みんなイラクのことを真剣に考える人たちだった。イラク人が日本人を捕まえることなど、二度とあってはならない」と、言葉をかみしめた。

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