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2015年12月6日日曜日

ワリード手記について

11月中旬にワリードからイラク脱出の手記が寄せられ翻訳・アップをしました。
現在手記として届いたぶんは全て掲載しています。続きについてはワリード次第、、なのですがこの2週間彼と連絡が取れていません。スカイプがオンラインになっていないようですが通信事情が悪いのかなぜなのか理由はわかりません。

続編をお待ちの方もおられるかもしれません。管理人自身もワリードがバルカン半島からハンガリー、オーストリア、ドイツ、そしてフィンランドへたどり着いたルートのごく一部しか知りません。

ワリードは9月21日にフィンランドに到着しました。
現在はヘルシンキから北へ60キロの湖のそばの難民キャンプに収容されています。
そのキャンプはキリスト教団体が運営していた保養所をフィンランド政府が委託(貸し切り)難民のための居住施設として運営しているようです。今回の難民急増のため専用の施設が足りなくなったのではないかと思います。この施設には約100人の避難民がおり、ほとんどはイラク人でシリア人は数家族がいるのだそうです。
施設の近辺に人家はなく最寄りの町まで12キロ、買い物などは週に一度施設のバスに乗って連れて行かれるそうです。施設の職員以外のフィンランド人と話す機会はないとのこと。
17才の長男は学校にも行けず何もすることがないと嘆いています。

彼らが難民として認定され居住・就労・就学が保証されるにはまだ時間がかかるようです。
(管理人)