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2010年9月4日土曜日

手記6:サマワ。脅迫と誘拐

自衛隊のサマワ派遣と時を同じくしてシーア派有力グループのサドル師派がサマワでの活動を強化しました。
日本テレビはサマワに事務所を開き常駐スタッフを置くようになります。責任者は有能な男で日本語とアラビア語を流ちょうに話しました。
2004年暮れから翌年にかけサマワ事務所は脅迫を受けます。日本テレビはスタッフをバグダッドに移動させることにします。
2005年1月中旬、サマワの責任者は拉致されました。彼はまだ見つかっていません。
彼の母親はバグダッドに住んでいて息子を探し続けています。
わたしは彼の後任としてサマワで常勤スタッフになります。自衛隊の取材はたいへん厳しい仕事になりました。
そしてわたしも同じように殺害予告を受けることになります。

その年2005年、宗派間の対立が激化しました。一説ではアメリカが自らが攻撃対象ににならないために宗派間の対立に火を付け加速させたとあります。

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