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2010年4月17日土曜日

カンパと弁護士費用

いただいたカンパは家族に送金(アンマンでワリードの友人に手渡し)し家族はその全てを弁護士費用にあてました。
総額で約6,000ドルの弁護士費用がかかりました。これについて弁護士など役に立たないのではないか?という疑問の声をいただきました。
連絡会では以前から直接弁護士に連絡をとり経過や様子について知るべきではという意見がありました。また費用の妥当性についても納得できるような情報も必要でした。
しかし前提として弁護士はワリードの考えで雇ったものです。こちらとしてはワリードの意図に沿って支援をするとすれば経済的に苦しい家族に協力して弁護士費用を送ることでした。
また6,000ドルというのは何人かのイラク人に聞いてみたところ兄弟3人分としては妥当ではないかということでした。しかし役人へのワイロに使われるとも指摘されました。しかし家族はイラク人ですがどの役所のどの役人にワイロを渡せば効果があるのかふつうわかるはずがありません。やはり手数料を取られたところで弁護士にまかせるしかないわけです。
弁護士との直接連絡は、外国人が支援しているとわかると足下を見られぼったくられる、という意見もあり、また弁護士は英語が話せないという情報もあって直接の連絡は控えました。
ほかにワリードと共通の知り合いでもあるアメリカ人女性キャシー・ケリー(ノーベル平和賞候補者)とも相談し国際赤十字人権委員会などにも頼りましたが具体的な結果は出ませんでした。あとでわかったことですがワリードも赤十字に手紙を書いていました。30万人とも言われる受刑者に対して支援する側は少なすぎたのです。
管理人:いその