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2011年1月27日木曜日

食糧配給制

湾岸戦争から20年、イラク戦争から7年以上もたっているのにまだ配給制度が続いています。イラクでは最低以下の生活をするひとが700万人以上いるともいいます。
ワリードが刑務所にいた2年間、妻と5人の子どもはどうやって生きていただろうかと思っていました。生後3ヶ月の赤ちゃんがいて奥さんが働きに出られません。最低限の暮らしは配給食糧でなんとかなると思うしかありませんでした。
たまたまワリードの地域は昨日が配給日でした。明細を聞いてみました。
米、小麦粉、砂糖、豆、粉ミルク、石けん、洗濯石けんなどが配給されていました。昨年春から米、小麦粉、砂糖、油だけに減らされたそうです。今月は一人あたり米1キロ、食用油0.5リットルだけだったそうです。なお先月は配給がなかったそうです。
配給は貿易省(ministry of trade )の管轄で行われています。ワリードは横流しなどで市民に廻ってこないのだと言っています。

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