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2011年1月25日火曜日

メモ:イラク戦争と荒野の声

ワリードがキャシーについて手記に書いたので荒野の声のホームページを見てみました。すでに消えていました。2年前にキャシーらとワリード救出の電話会議をしたときにはまだ残っていました。残念です。
イラク戦争中の緊迫したリポートも読めなくなってしまいました。オリジナルドメインだったので経費がかかっていたのでしょうか。貴重な記録だったはずです。どこかにミラーサイトがあるといいのですが。

日本語で「荒野の声」と検索しても出てくるのはキリスト教に関連したものが多いです。
むろんキャシーはクリスチャンで団体名もキリスト教にちなんだものです。
キャシー・ケリーKathy Kellyは英文でならウィキペディアにページがあります。
当方が知っている範囲ですが荒野の声は複数の団体により構成されアメリカシカゴに本部を置き1996年から2003年まで活動しました。当初は医薬品や粉ミルクなど支援物資をイラクに送っていたように覚えています。経済制裁の不当性を訴えていました。2002年、アメリカがイラクを攻撃するという情勢になり、反戦を強く訴えるようになりました。その年の秋からイラクに常駐メンバーを置くようになりました。
2003年4月戦争終了後荒野の声は解散し構成団体はそれぞれ活動を始めました。
その年のノーベル平和賞にキャシーと荒野の声の活動がノミネートされました。キャシーは3度目の平和賞ノミネートでした。
荒野の声の有力な構成団体だったCPT(Christian Peace Maker Teams)は米軍による人権問題に取り組みアブグレイブ刑務所を告発しました。
CPTは戦後もイラクに留まり活動を続けましたが2005年11月イギリス人やカナダ人のメンバー4名が誘拐され、うち2名が殺害されました(正義の剣旅団が犯行声明)。
CPTは一時的に撤退しましたがまたイラクに戻りました。
キャシーは新しい団体Voices Creative non Violence を立ち上げ現在も活動中です。

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