ワリードは「来年2月前後に釈放される」との期待を持っていると、面会した家族からの情報が数ヶ月前にありました。その理由は今年初めのイラク首相の「刑務所収容者は一年以内に解放する」との発言です。
ここしばらくの報道やイラク人からの情報によると来年3月にひかえた議会選挙を前に政治的な混乱がおきているそうです。
マリキ首相が安定した政治運営を行えるのか、あるいは解放発言自体がリップサービスで実現の具体性が欠けていたものなのか不安材料があります。
また現体制はシーア派主流でありワリードはスンニ派です。
バスラの友人の情報では釈放のニュースをテレビで見た程度で具体的な数字はわかりません。かりに一日に100人釈放されたとしても一ヶ月で3万人です。30万人以上という収容者数からすると相当な日数がかかるでしょう。現に5月に釈放判決の出たはずの兄ヤヒヤがいまだに留置されています。
国民の不満をやわらげるために選挙直前に収容者の釈放するなどの動きを期待したいのですが現実は厳しいようです。
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