バス4台を連ねて港へ向かいました。バスそれぞれに23人の乗客です。町外れで斡旋業者と合流し2隻のボートを牽引しました。すなわち一隻に46人でエンジンはたったの30馬力です。
バスの運転手はかなりの速度でバスをとばしました。取り締まりを恐れてのことですが山道ではスリップしそうでなんどもヒヤリとしました。運転手にとって逮捕されるのは事故よりも大問題なようです。それでも一台が捕まってしまいました。
狂気の運転でもイスタンブールから9時間の道のりで深夜2時にようやく海に到着しました。しかし港ではなく森のようなところで恐ろしげに見えました。斡旋業者は繁みに隠していた船の部品などを引っ張り出し、運んできたボートと組み立てました。
ボートは海に押し出されました。海は高くうねり、風の音が強く暗闇で何も見えず誰もが押し黙ったままでした。夢に見たはずのヨーロッパへの一歩のはずでした。それぞれ日常で脅かされていた爆弾、銃撃などとは違った恐怖を感じました。みな無言でライフジャケットを着はじめました。
バスの運転手はかなりの速度でバスをとばしました。取り締まりを恐れてのことですが山道ではスリップしそうでなんどもヒヤリとしました。運転手にとって逮捕されるのは事故よりも大問題なようです。それでも一台が捕まってしまいました。
狂気の運転でもイスタンブールから9時間の道のりで深夜2時にようやく海に到着しました。しかし港ではなく森のようなところで恐ろしげに見えました。斡旋業者は繁みに隠していた船の部品などを引っ張り出し、運んできたボートと組み立てました。
ボートは海に押し出されました。海は高くうねり、風の音が強く暗闇で何も見えず誰もが押し黙ったままでした。夢に見たはずのヨーロッパへの一歩のはずでした。それぞれ日常で脅かされていた爆弾、銃撃などとは違った恐怖を感じました。みな無言でライフジャケットを着はじめました。
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