1991年1月湾岸戦争が始まり(前年8月にイラクがクウェートに侵攻)世界中から反戦の動きがありました。いくつかの団体や個人がヨルダンやサウジを拠点にして活動を始めました。日本からは妙法寺の寺沢さんが駆けつけました。
戦下の中ガルフピースチーム一員(ノーベル平和賞候補、のちに荒野の声を主催したキャシー・ケリーもメンバー)としてイラク入りし体を張って終戦の仲立ちをしようとしました。寺沢さんが帰国し伝えた情報は日本での反戦と支援の動きにつながり終戦間もない3月にはPAN(ペルシャ湾の命を守る市民ネットワーク)が支援団を派遣することができました。寺沢さんの活動がなければおそらく支援の動きははるかに遅れた、あるいは成立しなかったのではないかと思います。ワリードが初めて出会った日本人はPANの後継団体として活動していたメンバーでした。PANは92年に解散しましたがその流れはまだイラク支援に引き継がれています。
寺沢さんはイラクの後拠点をチェチェンに移しこの数年はキルギスを中心に活動をしています。
写真:日本山妙法寺卯辰山仏舎利塔と寺沢正人(撮影2008年)
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