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2011年6月14日火曜日

ワリード、震災ボランティアで来日?

ワリードが今回の東北の被災者の役に立ちたいと言ってきました。
生活に余裕がないので資金的には厳しいはずです。生後半年の子どももいれて6人の子持ち、さらに大家族の面倒も見ています。
いろいろ聞いてみると4月にバグダッドで会った日本のNGOのスタッフから、イラクは日本から世話になったから今回はボランティアとして来るべきだ!と言われたのだそうです。
イラクは日本ほど豊かで安全な国でもないので基本的な条件が違いすぎます。ワリードが今回用意できる資金は不十分なうえ日本人ならたいした金額ではありませんが彼には大金です。
(ワリードが5月にシリアに行ったのは日本のビザを取るためでした。イラクには日本大使館がありますがビザ発給業務は行っていません)

2 件のコメント:

  1. そんなことしないでいいと伝えてください。
    気持ちだけで十分だと伝えてください。
    「がんばれ!」と書いたメッセージだけで十分だと伝えてください。

    イラクには、親をなくした子や、劣化ウランで苦しむ子や、トラウマに苦しむ子や、栄養失調の子や、過酷な児童労働を強いられる子や、教育を受けられない子や、暴力・誘拐事件に巻き込まれる子や、悲惨なスラムに住む子や、国外の難民になっている子がいまも数え切れないほどいるはずです。

    その日本のNGOスタッフの言っていることは間違っています。日本はイラクを破壊した米軍を支援したという点で、この子たちに笑顔を取り戻させるという責任があり、未だその責任を果たしてもいません。

    日本に来るよりも、イラクの子供が一人でも多く幸せになるような活動をしてくださいと伝えてください。

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  2. コメントありがとうございます。ワリードに伝えます。
    某NGOの事務局長がイラクに来るのは団体からの派遣なわけで、団体に所属していない個人のワリードに日本でボランティアをすべしというのもどうかと思います。

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